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医療法人の種類とは?それぞれの特徴を分かりやすく解説
医療法人にはいくつかの種類があり、医療法人設立時の条件だけではなく、どの医療法人を設立するかによって解散時にも影響があります。 この記事では、医療法人の種類や特徴を分かりやすく解説します。
必要な医療設備が少ない精神科は、他の診療科と比較して開業しやすいと言われています。
ただし、精神科クリニックを開業したからといって、必ず成功できるわけではありません。
なかには、集患に失敗し、初期費用を回収できないまま廃業に追い込まれてしまうクリニックもあります。
そこで今回は、精神科クリニックの開業を成功に導くためのポイント、儲かるクリニックと潰れるクリニックの違いについて詳しく解説します。
新型コロナウイルスの感染拡大や認知症患者の増加などにより、精神科クリニックの需要は年々高まっています。
しかし、精神科クリニックの開業は、失敗しやすいと言われることもあります。
例えば、周辺に競合クリニックがある場合、すでに通院中の患者にクリニックを乗り換えてもらうのは、簡単なことではありません。
集患に失敗すれば、家賃や人件費の負担が大きくなり、経営は悪化するでしょう。
運転資金が底をつけば、廃業に追い込まれてしまうこともあります。
精神科クリニックの開業に失敗してしまう理由については、以下の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
https://iinshokei.biz/column/shinryoka-006.html
とはいえ、開業したすべての精神科クリニックが失敗しているわけではありません。
廃業に追い込まれてしまうのは、一部の精神科クリニックです。
必ず儲かるとは言えないものの、経営次第では成功し、年収アップの可能性があるのは、精神科クリニックを開業するメリットだと言えるでしょう。
精神科クリニックの開業を成功させるには、儲かるクリニックと潰れるクリニックの違いを理解しておく必要があるでしょう。
まずは、開業後に潰れる精神科クリニックに共通する特徴をいくつか紹介します。
高額の医療設備を必要としない精神科は、他の診療科と比較して初期費用を抑えられるのがメリットです。
しかし、医療設備にかける費用が少なくても、内装にこだわりすぎたり、家賃が高い物件で開業したりすることで、初期費用が高額になってしまう恐れがあります。
精神科クリニックを開業する際の初期費用は、金融機関から開業資金の融資を受けて賄うケースがほとんどです。
高額の融資を受ければ、その分開業後の返済負担は大きくなるため、廃業に追い込まれる可能性が高くなると言えます。
精神科クリニックは、立地が良くないと患者が集まりません。
また、精神科クリニックの開業に適した立地は、他の診療科とは少し異なります。
例えば、内科や眼科などの診療科であれば、駅から近い場所やテナントビル1階など、人目にいつきやすい場所で開業するのが望ましいとされています。
なかには、ショッピングモールなどに開業し、成功しているクリニックもあります。
しかし、精神科クリニックの場合は、人目につきにくい場所での開業が適しています。
多くの患者様は、精神科に通っていることを人に知られたくないと思っているため、目立つ場所にあるテナントビルの1階や、メインとなる大通りに面した場所で開業してしまうと、集患に苦労する可能性が高くなるでしょう。
だからと言って、アクセスが悪すぎるのも問題です。
精神科クリニックを開業するなら、メイン通りから1本入った場所にあるテナントビルの2〜3階が適していると言えるでしょう。
開業資金が少なくて済む精神科だからこそ起こるのが、自己資金だけでクリニックを開業するという失敗です。
ほかの診療科に比べて少なくて済むとはいえ、精神科の開業には1,000〜4,000万円程度の費用がかかります。
また、保険診療を行う場合、診療報酬が実際に入金されるのは2ヶ月後なので、最低でも予想される経費の2~3ヶ月分は、運転資金として用意しておく必要があるでしょう。
開業のために自己資金を費やした結果、預貯金が底をついてしまうと、運転資金が足りなくなってしまい、開業してすぐに潰れてしまうケースもあります。
精神科クリニックの開業費用をすべて自己資金で賄う必要はありません。
金融機関の融資を受けることも検討し、無理のない資金計画を建てることが大切です。
精神科クリニックの集患対策として欠かせないのが、SNSやWebの活用です。
クリニックの公式アカウントで医師やスタッフの顔写真を掲載したり、診察室の内装をアップしたりすることで、患者さんに安心感をもってもらえるようになります。
また、公式ホームページも作成することをおすすめします。
院長プロフィールや診療内容を記載するだけでなく、お役立ちコラム記事などをアップすることで、SEO対策にもつながるでしょう。
Webからの診療予約システムを導入するのもおすすめです。
周辺に競合クリニックがある場合は、他院との差別化を図りましょう。
例えば、不登校や発達障害などの事例に対応できる児童精神科を標榜したり、オンライン診療に対応したりするのも一つの方法です。
競合クリニックがどのような特徴を持っているかをしっかりリサーチし、地域のニーズに合った診療方針を打ち出すことで、差別化を意識するのがポイントです。
続いては、儲かる精神科クリニックの特徴を見ていきましょう。
精神科クリニックの開業に成功し、儲かっている開業医の特徴は、以下の通りです。
精神科クリニックを成功させるには、口コミや評判で高評価を得ることが重要です。
最近はSNSやWebサイトなどで急速に口コミが広がるため、悪い評判が立つと初診を希望する患者が急激に減ってしまいます。
一方で、丁寧な診察で評判の良い精神科クリニックは、リピート患者も増えるため、成功する可能性が高いでしょう。
また、精神科クリニックの開業でもっとも重要なポイントは、開業時の初期費用を抑えることです。
精神科は特別な医療設備を必要としない診療科ではあるものの、内装工事などにお金をかけすぎると、開業費用が高額になってしまう可能性があります。
精神科クリニックの開業で初期費用を抑えるおすすめの方法は、承継開業です。
承継開業とは、すでに開業しているクリニックを引き継ぐという方法です。内装工事や設備の導入などが必要ないため、初期費用を大幅に抑えることができます。
また、すでに通院中の患者や働くスタッフを継承することもできるため、精神科クリニックをゼロから開業するのに比べて、経営を早く軌道に乗せることができるでしょう。
特別な医療設備を必要としない精神科は、他の診療科に比べてクリニックの開業がしやすいと考えられています。ただし、精神科クリニックを開業したからといって、必ず成功できるわけではありません。
クリニックの開業を成功させ、事業を軌道に乗せるためには、さまざまな工夫が必要です。
満足度の高い診察を行うのはもちろんですが、開業時点では初期費用を抑えることを意識することが大切です。
名南M&Aでは、承継開業での開業支援から、クリニック開院後の経営・財務サービスまで幅広いコンサルティングを提供しています。
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