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精神科クリニックの開業ポイントを徹底解説!儲かる・潰れるクリニックの違いとは?
必要な医療設備が少ない精神科は、他の診療科と比較して開業しやすいと言われています。 ただし、精神科クリニックを開業したからといって、必ず成功できるわけではありません。 なかには、集患に失敗し、初期費用を回収できないまま廃業に追い込まれてしまうクリニックもあります。 そこで今回は、精神科クリニックの開業を成功に導くためのポイント、儲かるクリニックと潰れるクリニックの違いについて詳しく解説します。
小児科を開業するには、必要な医療機器を揃える必要があります。導入する医療機器の種類や価格次第で、必要な開業資金の金額も変わってくるでしょう。
この記事では、小児科の開業に必要な医療機器の種類と価格相場、開業資金の目安について解説します。
目次
小児科の開業では、以下のような医療機器が必要になります。
カルテとは、患者の診療経過等を記録したものです。
以前は紙カルテが多く使われていましたが、現在はほとんどの小児科クリニックに電子カルテが導入されています。
電子カルテの価格相場は、初期費用(イニシャルコスト)300万円程度、運用費用(ランニングコスト)が月額3万円程度です。
また、一定の年数ごとにパソコンの買い替え費用や修理費用が必要になるケースもあります。
吸入器(ネブライザー)とは、霧状にした吸入薬を直接気管支に届けるための器具です。
内服や点滴よりも少量で高い即効性を得ることができるので、小児科で用いられることも多いです。
医療機関用のネブライザーの価格相場は3万円程度です。
X線装置は一般的にレントゲン装置と呼ばれているもので、臓器や器官の大きさや形状の変化を確認し、病気の診断を行うために用いられています。
一般撮影用X線装置の価格相場は300万円程度です。
ただし、近隣のX線装置がある医療機関に撮影を依頼するなどの選択肢がある場合は、外部の医療機関に依頼することも可能です。
血液検査機器とは、患者から採取した血液の成分を分析する装置です。
分析した血液の成分から病気の診断を行います。
血液検査装置のかアック相場は350万円程度です。
なお、自院で対応できない検査項目がある場合は、血液検査を外注することも検討が必要となります。
心電計とは、心電図を測定する装置です。
心電図は、心臓の電気的な活動をグラフとして記録したもので、波形の形が正常であるか、異常があるかを見ることで病気の診断を行います。
心電計の価格相場は50万円ほどですが、監視モニターが必要になる場合は100万程度になることもあります。
AEDとは、自動体外式除細動器のことです。
心臓がけいれんして血液が全身に送れない状態(心室細動)になったときに、AEDで心臓に電気ショックを与え、心臓の動きを正常に戻すために使われます。
AEDの価格相場は30万円程度です。
小児科の開業では、医療機器以外に以下のような設備があると望ましいと言われています。
小児科は小さな子どもが患者なので、待ち時間はできるだけ短いほうが望ましいです。
待ち時間が長くなってしまうと、患者だけではなく、保護者のストレスも大きくなります。
そのため、予約システムのある小児科のほうが開業後の集患がしやすくなるでしょう。
予約システムを利用したとしても、多少の待ち時間は発生するでしょう。
そんなとき、小児科の待合スペースにキッズルームがあれば、子どもが飽きずに待つことができます。
キッズルームには、絵本やおもちゃ、テレビモニターなどを設置するのが一般的ですが、衛生面での配慮が必要です。できるだけ、日常的に掃除や手入れのしやすいものを置くようにしましょう。
このとき、感染防止対策も怠らないことが重要です。
新型コロナウイルス感染症の影響などもあり、オンライン診療を始める小児科も増えています。
オンライン診療とは、スマホやパソコンなどを利用して遠隔診療を行うシステムです。
小児の保護者世代はパソコンやスマホの操作に慣れている人も多いので、小児科は比較的オンライン診療導入のハードルが低い診療科だと言えます。
競合との差別化を図るためにも、オンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。
小児科の開業資金の目安は、4,000~5,000万円です。
このうち、医療機器の購入などに必要な費用は500~700万円程度です。
小児科の場合、他の診療科と比較すると、医療機器の購入費用は少ないほうです。
ですが、キッズルームを設置したり、待合室とは別に隔離室を用意したりなど、内装工事に費用がかかることがあります。
また、ベビーカーを利用する保護者のために入口や受付付近のスペースを広くしたり、郊外で小児科を開業する場合は、車で来院しやすいように、駐車場スペースを確保するなどの工夫も必要になるでしょう。
小児科の場合、買い物が便利で、幼稚園や保育園、学校、病院などが近くにある場所だと集患がしやすいです。
しかし、そのような好立地にはすでに小児科クリニックがあるケースがほとんどです。仮にそのような好立地に空きがあったとしても、かなり高額の家賃となることが想定されるでしょう。
そのため、小児科の開業では、承継開業を検討してみてはいかがでしょうか。
承継開業とは、すでに開業しているクリニックを引き継いで開業する方法です。
医療機器はもちろん、建物や設備、スタッフまで承継が可能です。
すべてをゼロから始める必要がなく、患者も通っている小児科を承継できるため、開業にかかる初期費用を抑えることができ、比較的早い段階で経営が安定しやすいというメリットがあります。
小児科の承継開業には、多くのメリットがあります。
しかしその反面、院長が引退を希望している小児科クリニックを探し、M&Aを提案して交渉や契約を進めていくのは、簡単なことではありません。
日常業務をこなしながら、医師が一人で承継開業の準備をするのは、現実的な方法とは言えないでしょう。
名南M&Aは、20年にわたる事業承継支援実績と、全国で800件以上の医療機関への業務支援実績あります。
承継開業までの煩雑な手続きや交渉を、担当アドバイザーが窓口となり実績のある専門チームで医師をバックアップいたします。小児科の承継開業は、ぜひ名南M&Aにご相談ください。
必要な医療設備が少ない精神科は、他の診療科と比較して開業しやすいと言われています。 ただし、精神科クリニックを開業したからといって、必ず成功できるわけではありません。 なかには、集患に失敗し、初期費用を回収できないまま廃業に追い込まれてしまうクリニックもあります。 そこで今回は、精神科クリニックの開業を成功に導くためのポイント、儲かるクリニックと潰れるクリニックの違いについて詳しく解説します。