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医師向けの開業支援は開業後のサポートが大事!
医師の新規開業や承継開業で開業支援サービスを利用する場合、開業までの準備はもちろん、開業後のサポートが充実したサービスを選ぶことが大切です。 そこで今回は医師向けの開業支援サービスの選び方について解説します。
帝国データバンクの調査によると、開業医の8~9割が跡継ぎ問題に悩んでいるという結果が出ています。クリニックは一般企業とは異なり、跡継ぎとなる人にも医師免許が必要です。仮に子どもがいて医師免許を持っていたとしても、診療科目の違いなどから後継者にできないケースも少なくなりません。
そこで今回は、跡継ぎのいないクリニックを承継する方法や注意点について紹介します。
目次
クリニックの後継者問題は年々深刻化していますが、跡継ぎがいないクリニックが増えている理由には、「後継者になり得る医師免許を持った親族がいないケース」と「医師免許を持つ親族がいてもクリニックを継ぐ意思のある親族がいないケース」があります。
クリニックを引き継ぐためには医師免許が必要ですが、医学部医学科の全国の合格率の平均は、男子が約12.5%、女子が11.4%、現役の合格率は45~50%とかなり狭き門になっています。また、浪人年数が長くなればなる程、合格率が下がるという結果も出ています。そのため、跡継ぎとなる医師免許を持った親族がいないというクリニックも決して珍しくはないのです。
さらに、医師免許を持つ親族がいる場合でも、クリニックの経営に苦労している姿を身近で見てきたことや、開業医ではなく勤務医を続けたいなどの理由で、クリニックを継ぎたがらないというケースもあります。特に入院設備を持たない無床診療所の場合、跡継ぎがいないというクリニックが多くなっています。
跡継ぎのいないクリニックの場合、クリニックは閉院するしかないのでしょうか?
クリニックの承継は子どもなど身内に引き継ぐのが一般的でしたが、跡継ぎ不足が深刻化する昨今、第三者への承継を行うクリニックも増えてきています。
医療業界では、後継者問題だけではなく医師の高齢化も深刻な問題になっています。開業医は勤務医と異なり、定年がないため、特に後継者のいないクリニックの場合、高齢になっても診療を続けざるを得ない医師も少なくありません。また、クリニックは地域の医療を担っていることが多いため、簡単には閉院できないという事情もあります。
一方で、開業医を目指したくても開業資金が準備できないという医師が多いのも事実です。
第三者への医院承継は、リタイアしたい医師にとっても、費用を抑えて開業をしたいという医師にとってもメリットがあるため、第三者へのクリニックの承継はこれからも増加していく可能性が高いと言えます。
跡継ぎがいないクリニックの数は年々増加傾向にありますが、クリニックの跡継ぎ問題は第三者への承継で解決することができます。そこで続いては、クリニックを第三者承継するメリットを紹介します。
跡継ぎがいないクリニックが第三者へ承継するメリットとしては、以下のような点があげられます。
クリニックを引き継ぎ、承継開業する側のメリットとしては、以下のような点があげられます。
つまり、跡継ぎのいないクリニックを第三者に承継することは、承継元となる医師にとっても、開業する医師にとってもメリットのある選択肢だと言えるのです。
跡継ぎのいないクリニックを第三者に承継するという選択肢は、承継元となる医師にとっても、開業する医師にとってもメリットのある方法です。しかし、第三者への継承を成功させるためにはコンサルティング会社選びが重要になってきます。
そこで、ここからは、跡継ぎがいないクリニックが第三者承継する際に知っておきたいコンサルティング会社の選び方を紹介していきます。
クリニックの第三者承継は交渉や手続きが煩雑で、医療業界の専門的な知識が必要になります。
開業支援を行うコンサルティング会社はさまざまありますが、跡継ぎのいないクリニックを承継する場合は、医療のM&Aや承継開業の経験が豊富なコンサルティング会社を選びましょう。
医療承継をコンサルティング会社に依頼する場合、窓口になるのはコンサルティング会社の担当者です。担当者との相性が良くなければスムーズに話が進まなくなってしまう可能性があるため、相性の良い担当者がいるコンサルティング会社を選ぶことも大切です。
コンサルティング会社のサービス内容は多岐にわたるため、料金が明確でなければ追加料金がかかり、思っていたよりもコンサルティング料が高くなってしまったというケースも考えられます。
コンサルティング会社を選ぶときは、料金が明確で分かりやすい会社を選ぶようにしましょう。
跡継ぎ問題に悩むクリニックは、年々増加傾向にあります。クリニックの承継は、これまで親から子どもへなど親族間で行うことが一般的でしたが、最近は第三者への承継も増えています。
「リタイアを考えているが跡継ぎがいない」「閉院も視野に入れているが地域医療を確保するために難しい」というお悩みがある方は、ぜひ名南M&Aにご相談ください。名南M&Aでは、事業承継支援20年にわたる実績、800件の医療機関への業務支援実績があります。承継開業に関する煩雑な手続きや交渉を担当アドバイザーが窓口となり、実績のある専門チームで跡継ぎ問題に悩むクリニックのバックアップを行います。まずはお気軽にこちらからお問合せください。
医師の新規開業や承継開業で開業支援サービスを利用する場合、開業までの準備はもちろん、開業後のサポートが充実したサービスを選ぶことが大切です。 そこで今回は医師向けの開業支援サービスの選び方について解説します。