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精神科の開業で年収を上げるコツやおすすめの開業方法を紹介

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精神科の開業は、他の診療科と比べて初期費用を抑えることができ、勤務医時代よりも年収が上がる可能性が高いと言われています。しかし、開業すれば必ず年収が上がるということではないため、年収アップを狙って開業する場合は、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
そこで今回は、精神科の開業で年収を上げるコツやおすすめの開業方法を紹介します。

精神科を開業すると年収はアップする?

精神科医の年収は、他の診療科と比較すると年収はやや低い傾向があります。しかし、高額の医療機器や広い医療施設をそろえる必要がないため、初期費用を抑えて開業することで開業後の年収アップは見込みやすい診療科でもあります。

そこでまずは、精神科を開業するとどれくらい年収は上がるのか、精神科の勤務医と開業医の平均年収を比較してみましょう。

精神科の勤務医の平均年収

独立行政法人労働政策研究・研修機構が公表した資料によると、精神科の勤務医の平均年収は約1,230.2万円となっています。これは、他の診療科目と比べても平均的な年収額であると言えるでしょう。精神科医の場合、医師としての経験を積むのはもちろん、精神保健指定医の資格を取得する医師が増えることで、30代後半から50代にかけて年収が増える医師が多くなっています。

精神科の開業医の平均年収

厚生労働省が公表した資料を見ると、精神科医の開業医の平均年収は約2,455.8万円程度であることが分かります。実際、精神科を開業することで勤務医時代の年収の2倍程度になったという医師も珍しくないいようです。

ただし、開業医の場合は、クリニックの収入すべてが医師の給与になるということではありません。また、開業時に融資を受けていれば、月々の返済も必要になります。 そのため、精神科の開業医の手取り年収は、平均年収よりも少なくなることが予想されます。

精神科の開業で年収を上げるためのポイント

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精神科は高額の医療機器などを揃える必要がないため、開業に必要な初期費用は比較的抑えることが可能です。しかし、開業方法や経営の仕方によっては勤務医時代よりも年収が下がってしまうケースがあるため、注意が必要です。

そこで続いては、精神科の開業で年収をあげるためのポイントを解説します。

開業費用を抑える

一般的に、精神科の場合は2,000万円程の資金があれば開業することができると言われています。

高額な医療機器を購入する必要がないのはもちろん、精神科は通っていることを他の人に知られたくないという心理が働く診療科のため、人目につきやすい大通り沿いや駅前にクリニックを構える必要はありません。比較的、人通りの少ない立地にあるクリニックの方が好まれる傾向があるため、土地代や賃貸物件の家賃などを抑えることができるのです。

しかし、人目につかない場所で開業するということは、認知してもらいにくくなるというデメリットもあります。開業すれば患者がやってくるというわけではないため、集患対策をしっかりと行う必要があるでしょう。

自己資金も用意する

精神科の開業で失敗の原因になりやすいのが、自己資金不足です。

精神科は開業費用を抑えて開業を行うことが可能ですが、安定した収益が得られるまでに早くても数ヶ月から半年程度かかります。医院やクリニックを開業するときは融資を受けるのが一般的ですが、融資額が多くなると経営が安定するまでの期間の返済が負担になり、自転車操業のような状態に陥ってしまう可能性があるのです。ある程度の自己資金を用意して融資額を減らすことで、開業後の返済にかかる負担を抑えることができるでしょう。

マーケティングに力を入れる

精神科の開業後、継続的に安定した経営を続けるためには、マーケティングが重要なポイントになります。

マーケティングは、「誰に、どんな医療を、どのように提供するか」が基本です。
精神科は幅広い層の患者のこころの病と向き合うことになりますが、なかでも小児専門、女性専門などターゲットを明確に打ち出すことで、競合と差別化を図ることができます。 他にも、「働く人が気軽に相談できるクリニック」や「お母さんの子供のためのクリニック」など、コンセプトを明確にしておくことで、企業や学校、小児科医などとの連携がしやすくなり、集客につながる効果が期待できるでしょう。

インターネットを活用する

比較的若い年齢層の患者も多い精神科の場合は、インターネットを活用した集患も有効です。

どんな症状に対してどんな治療をするのかをホームページで分かりやすく説明したり、ホームページに医師の顔写真を掲載して安心感を与えたるといった方法も良いでしょう。 他にも、Web広告やSEO対策、オンライン診療の導入など、インターネットを活用した集患対策にはさまざまな方法があります。開業する地域の特色やターゲット層に合わせて、しっかりと検討するようにしましょう。

精神科の開業で年収アップを狙うなら承継開業もおすすめ

精神科の開業で年収アップを狙うなら、承継開業もおすすめです。

精神科は、他の診療科目と比べると初期費用は安く抑えることができますが、すでに開業しているクリニックを譲り受けて開業することで、土地や建物の取得に必要な費用や医療機器の購入費などを節約することができます。すでに患者がいる状態でクリニックの経営をスタートすることができるため、ゼロから始めるよりもずっと早い段階で経営の安定化が期待できるでしょう。

また、承継開業の場合、一般的にはこれまで働いていたスタッフを引き続き雇用できるケースが多くなっています。そのため、仕事や地域に慣れたスタッフと一緒に事業を開始することができ、気心の知れたスタッフが居ることで患者離れを防ぐ効果も期待できるでしょう。

精神科の承継開業は名南M&Aにご相談ください

精神科の開業医の平均年収は、勤務医と比べると約2倍とも言われ、開業することで年収アップが期待できる診療科目の一つです。精神疾患を有する患者数は年々増加しているため、精神科の果たす役割は今後ますます大きくなっていくことが予想されています。
とはいえ、精神科の開業は他の診療科と比較すると初期費用を抑えられるということもあり、精神科を標榜するクリニックの数も年々増加傾向にあります。精神科の開業で年収アップを狙うためには、開業までの準備はもちろん、開業後の経営についても事前しっかりと検討し、準備しておくことが大切です。

精神科の開業で年収アップを目指す医師には、承継開業もおすすめです。承継開業は、すでに認知度があり、患者もいる状態で開業することができるため、経営を早く軌道に乗せやすいというメリットがあります。

名南M&Aは、全国800件の医療機関の業務サポートで培ったグループノウハウと、医業専門チームが一丸となり、医院承継に伴う煩雑な手続きをサポートします。精神科の承継開業は、名南M&Aぜひご相談ください。

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