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歯科医院の開業を成功させるには?流れや費用を抑えるコツを解説

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日本の歯科医院の数は、コンビニよりも多いと言われています。
もちろん、すべての歯科医院の経営がうまくいっているわけではありません。なかには、開業してすぐに廃業に追い込まれてしまう歯科医院もあります。

この記事では、歯科医院の開業を成功させるためのポイント、開業の流れや費用を抑えるコツについて、詳しく解説します。

歯科医院を開業するときの流れ

まずは、歯科医院を開業するときの具体的な流れについて解説します。

開業場所・エリアを決める

まず初めに決めなければならないのが、開業場所・エリアです。
歯科医院の開業場所は、集患したいターゲット層に合わせて検討しましょう。

例えば、小児歯科を標榜するなら住宅街での開業が望ましいです。
会社員やOLをメインターゲットにするなら、ビジネス街や駅近のテナントビルだと集患しやすいでしょう。

コンセプト・診療方針を決める

次に、コンセプトや診療方針を決めていきます。
具体的には、「痛みのない治療」や「最新設備を用いた治療」などをコンセプトとして掲げている歯科医院が多いです。

また、どんな診療科を標榜するかも合わせて決めていきましょう。
歯科と一口に言っても、一般歯科や小児歯科、審美歯科、口腔外科、矯正歯科などさまざまな種類があります。

融資の申込みをする

歯科医院の開業資金は高額になりがちなので、融資を受けるのが一般的です。
ただし、借り入れる金額が多すぎると、月々の返済が厳しくなる可能性が高まります。
事前に資金計画を立てたうえで、返済シミュレーションをしながら、無理なく返済できる範囲で希望の融資を決めましょう。

また、歯科医院の開業資金の融資先としては、以下の5つが一般的です。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで、どこから借入すべきなのかを慎重に検討していきましょう。

  • 日本政策金融公庫
  • 独立行政法人 福祉医療機構
  • 民間銀行(メガバンク、地方銀行)
  • リース会社
  • コンサルタント会社

また、当然のことながら、融資を受けるためには審査を通過する必要があります。
必要書類の準備期間なども踏まえて、できるだけ早く手続きを進めるようにしましょう。

開業物件を探す

開業資金の融資を受けられることが決定したら、次に開業物件を探します。
予算やコンセプトに合わせて、適切な物件を選ぶようにしましょう。

例えば、テナントビルの1室で歯科医院の開業を考えている場合は、視認性の高い物件を選ぶことがポイントです。大通りに面した場所にあるなど、通りがかりの人に見つけてもらいやすい物件を選びましょう。

内装工事をする

物件が決まったら、次に内装工事を手配します。
歯科医院の内装工事にかかる費用は、坪単価100万円前後が相場です。
ただし、高級感のある内装にしたい場合、デザインのこだわりが強い場合は、それ以上の費用がかかる可能性もあります。

内装工事にこだわりすぎるとキリがないので、予算をあらかじめ決めておき、複数の業者に見積もりを依頼するなど、少しでも安く済ませる工夫を行うことをおすすめします。

医療機器を導入する

歯科医院を開業するために必ず必要となるのが、専用の医療機器です。
医療機器は非常に高額で、その購入費用は開業資金の中でも多くの割合を占めます。

導入するユニットの台数やレントゲン、CTなどの台数によってかかる費用は異なるものの、2,000万円以上の費用が必要になるケースも珍しくありません。

オープン前の準備をする

他にも、歯科医院を開業するための準備には、以下のようなものがあります。

  • ホームページを作る
  • 人材募集をする
  • 備品や消耗品を購入する
  • 役所に届出を出す
  • 歯科医師会に入会する
  • 内覧会を開催する

歯科医院を新規開業するなら、集患のためにもホームページを作成することをおすすめします。
院長プロフィールや診療時間、診療内容などの基本情報はもちろん、歯科に関するお役立ちコラムを掲載するなどSEO対策を行うのもおすすめです。

また、歯科医院を開業するまでには、人材を確保しておく必要があります。
歯科衛生士や受付スタッフなど、必要な人数を採用しましょう。
ただし、採用人数が多すぎると人件費が高額になるため、まずは必要最低限の人数を採用することをおすすめします。

他にも、役所への届出や医師会への入会、地域住民に向けた内覧会など、歯科医院を開業するためにやることはたくさんあります。

歯科医院の開業で失敗する理由

歯科医院の開業で失敗する理由

歯科医院を開業しても、残念ながら全員が成功するわけではありません。中には、経営がうまくいかず、廃業に追い込まれてしまうケースもあります。

歯科医院の開業に失敗する主な理由は、以下の3つです。

  • 思うように患者を集められない
  • 開業費用をかけすぎて、運転資金が不足してしまう
  • スタッフが集まらない

集患対策をしっかり行わなければ、収益があげられず、経営を続けることが難しくなります。

また、保険診療を行う場合、収入が得られるのは2ヶ月後です。
初期費用をかけすぎてしまうと運転資金が不足する可能性があるので、注意しましょう。

歯科医院の開業で初期費用を抑えるには?

歯科医院の開業は、初期費用をかけすぎると、運転資金が不足してすぐに廃業に追い込まれてしまう可能性があります。初期費用はできるだけ抑えて、経営が安定するまでの運転資金を確保することが重要です。

費用を安く抑えるためにおすすめしたい方法が、承継開業です。
承継開業とは、院長の高齢化などさまざまな理由で廃業予定のクリニックの経営基盤や患者、物件そのものやスタッフを引き継いで開業する方法です。

とはいえ、条件に見合った物件(クリニック)を自分で探すことは困難なため、コンサルティング会社など、仲介業者を利用するのが一般的です。

承継開業の基本的な流れは、以下の通りです。

  1. 仲介業者を探す
  2. 適した物件(クリニック)を探してもらう
  3. 基本合意書の締結、譲渡契約書の締結など所定の手続きを済ませる
  4. 譲渡代金の支払いを行い、医院を承継する
  5. 保健所への開設届の提出など、所定の手続きを済ませる

具体的な手続きについては、仲介業者のサポートを受けながら進めていきましょう。

歯科医院の承継開業は名南M&Aにご相談ください

歯科医院の承継開業は名南M&Aにご相談ください

歯科医院の開業にかかる費用を抑える方法として有効なのが、廃業・閉院予定のクリニックを引き継いで開業する承継開業です。

名南M&Aでは、医院承継に必要な手続きをすべてワンストップでサポートいたします。全国で約800件の医院経営の安定・成長をサポートしてきた実績とノウハウの蓄積がありますので、安心してお任せください。
歯科医院の承継開業にご興味がある方は、ぜひお気軽に名南M&Aまでお問い合わせください。

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