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医師の開業における実態とは?知っておきたいメリット・デメリット

医師の開業における実態とは?知っておきたいメリット・デメリット

医師にとって、開業医か勤務医かの選択は今後のキャリアを左右する大事な問題です。
そこで今回は、医師の開業における実態や、開業にあたって知っておきたいメリットやデメリットについて紹介します。

医師の開業における実態とは?

近年、医師の高齢化、診療報酬の減少による経営の悪化、後継者不在などの理由から、閉院する病院やクリニックも増えています。また、一般病院の数やベッドを有する診療所の数は減少しつつありますが、一般診療所の数は上昇傾向にあるため、入院施設を持たない一般診療所を開業する医師が増加していると考えられます。
参考:厚生労働省「平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況」

開業を希望する医師の年齢

公益社団法人日本医師会が2009年に発表したアンケート結果によると、医師の開業時年齢の平均は41.3歳で、30代半ばから40代半ばで開業する医師が多い傾向にあります。
病院やクリニックの開業にはある程度の自己資金も必要となることから、将来的な開業を目指す医師の場合も20代のうちは勤務医として働き、開業資金を蓄えたうえで30代以降に開業するケースが多いようです。

医師の開業に必要な資金

医師の開業に必要な資金は、開業地となる場所や病院・クリニックの診療科目、診療方針などによって変わってきますが、主に建設施工費や医療機器・備品などの購入費があげられます。また、開業後しばらくの運転資金も用意しておくと良いでしょう。
病院やクリニックの開業にあたっては融資を受けるのが一般的ですが、融資を受ける場合にも、必要な資金の20%程の自己資金があると良いと言われています。実際に開業した医師が自己資金として準備した金額は、5,000~7,000万円程度が最も多く、次いで2,000~3,000万程度が多くなっています。つまり、自己資金の金額を20%と仮定とすると、病院・クリニックの開業に必要な資金は1億円~3億5,000万円程ということになります。

開業医と勤務医の年収

医師が開業医か勤務医かというキャリアを検討する場合、最も気になるのは収入ではないでしょうか。
実際、開業医と勤務医の年収には、約2倍の差があるという調査結果があります。

開業医の平均年収 2,887万円(月収約240万円)
病院勤務医の平均年収 1,456万円(月収約121万円)

単純に年収だけを比較すると、勤務医よりも開業医のほうが平均年収は高くなっています。
しかし、開業医は勤務医とは異なり、必ずしもこの年収が保障されているわけではありません。そのため、開業医の場合は経営者として安定した収入を確保していく努力が必要になります。

開業に失敗する医師も...

病院やクリニックを開業する医師のなかには、残念ながら開業に失敗してしまう医師もいます。
長い時間と費用をかけて開業しても、思うように集患ができず経営が悪化してしまうケースや運転資金が十分になかったため、経営が安定する前に資金が底をついてしまうケースもあり、病院経営は決して簡単なことではないことが分かります。
医師にとって開業はゴールではなくスタートです。また、開業にあたっては、理想の医療を提供するだけではなく経営スキルが求められるため、開業後の経営についても十分な準備をしておく必要があるでしょう。

医師が開業するメリット

医師が開業するメリットには、以下のようなことがあげられます。

医師が開業するメリット

理想のクリニックを作れる

医師の開業において最大のメリットと言えるのが、自分の理想のクリニックを作れることです。
勤務医の場合、病院の方針や指示に従わなければならないため、自分の理想とは異なる仕事をしなければならないこともあります。
しかし、自分で開業すればすべての裁量権は自分にあります。自分が理想とするクリニックを作り、自分の思い通りの形で医療を提供することができるでしょう。

収入が増える

勤務医の場合、どんなに頑張ったとしても収入には限界がありますが、開業医であれば自分の頑張り次第で収入を増やすことが可能です。努力次第で収入を増やすことができる点は、医師が開業するうえで大きな魅力となるでしょう。

やりがいを感じられる

医師が開業し、自分の理想通りの医療提供ができるようになると、勤務医では感じられなかったやりがいも感じられるようになります。仕事に対してやりがいを感じることができればモチベーションも上がり、充実した毎日を過ごせるようになるでしょう。

働き方を自分で決められる

医師が開業する場合、病院やクリニックの診療時間や診療体制は自分で決めることができるため、勤務医のように決められた働き方に縛られることがありません。ライフワークバランスも取りやすくなり、体力面での負担や精神的な負担を軽減することができるでしょう。

医師が開業するデメリット

医師の開業においては、メリットだけでなくデメリットも把握しておかなければいけません。続いては、医師の開業におけるデメリットを紹介します。

医師が開業するデメリット

開業資金が必要

医師の開業には多額の資金が必要になります。全額自己負担で開業することは困難なため、融資を受けるのが一般的ですが、一定の自己資金は必要になるうえに開業後は返済もしていかなければなりません。

収入は不安定

勤務医であれば、勤務日数や勤務時間に応じて収入を得ることが約束されていますが、開業医の場合は患者数によって、収入にばらつきが生じます。安定した集患ができれば安定した収入を得ることができますが、例えば近くに新しいクリニックができて患者さんが流れてしまうといったことが起きた場合、収入が急激に下がってしまう可能性もあります。

責任とリスクを伴う

医師が開業する場合、病院やクリニックの経営における裁量権はすべて自分にあります。
理想の医療を追求できるというメリットがある反面、これは同時にすべての責任とリスクを負うことも意味しています。

経営手腕が問われる

医師が開業すると、医師であることと同時に経営者になります。一般企業と同じく病院やクリニックにおいても、利益が確保できなければ経営を続けていくことはできなくなります。集患または増患対策、優秀な人材の確保や育成など、開業医は経営者としての手腕も問われることになります。

医師の開業は承継開業もおすすめ

医師が開業する方法としては、新規開業だけではなく承継開業という方法もあります。
新規開業の場合、ゼロからの開業となることから多額の初期費用が必要になります。一方で、既存の病院・クリニックの建物、医療機器、スタッフ、患者を引き継いで開業する承継開業は、初期費用が抑えられるだけではなく、すでに患者がついている状態で開業することができるため、開業後の経営も安定しやすいという特徴があります。
名南コンサルティングネットワークは、事業承継支援20年にわたる実績があり、800件の医療機関への業務支援実績があります。名南コンサルティングネットワークでは、医院承継・開業までの煩雑な手続きや交渉を担当アドバイザーが窓口となり、実績のある専門チームでバックアップを行っています。
今後のキャリアとして開業を検討している医師の方は、ぜひ名南M&Aにご相談ください。

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